「木をバイオエネルギーに使う事がな何故エコロジーなの?」
「木を燃やすことも石炭を燃やすことも同じじゃないの?」
「木を伐採して燃料に使うなんて自然破壊じゃないの?」
そういう疑問を抱いている人もまだまだ多く感じられます。
でも、今さら聞けない「木の燃焼はエコロジー」説・・・・。
今日はそんな方に向けて記事を書いたので、コッソリ読んで下さい。
「バイオマス」って聞いたことありますか?
本来は「単位面積あたりの有機物の総重量」ということになるのですが、
「バイオエネルギー」というと、聞いたことあるかもしれません。
要するにエネルギーに変えられる有機物と言えばわかるでしょうか。
簡単に言うと、
木を伐採して燃やしてエネルギーに変える時、木はバイオマスです。
木を燃やして生まれたエネルギーはバイオエネルギーです。
有機物
有機物は、炭素化合物です。もっと分かりやすく言うと、有機物は燃やすと二酸化炭素を発生したり、黒くこげて炭になる物質のことです。
私たち人間も有機物だし草や木もそうです。自然界の殆どのものがそうですね。
無機物は、有機物以外の物質(化合物だけではありません)です。分かりやすく言うと、石、ガラス、鉄、アルミニウム、空気、水などです。
沢での泊まりには焚き火はかかせません
有機物である木や石炭は燃えますが、無機物である石や砂などは燃えません。
燃料になるということは、主に燃焼してエネルギーに変わるということですが、その燃焼する条件は「炭素」を含んでいるかどうかです。
燃焼するということは、この炭素が酸素と結合するということ。
化石燃料は炭化水素から出来ていますし、有機物であるバイオエネルギーは炭素と水素と酸素で主にできています。
化石燃料でも有機物でも燃焼することで炭素が酸素と反応して二酸化炭素になります。
これが燃焼の仕組みで、エネルギーに変わるのです。
秩父の沢での夕暮れ時の焚き火
木を燃焼させることで、よく言われることは
「木を燃やすことはエコなのか」ということ。
結局燃焼させたら、石炭などの化石燃料と同じじゃないか?
あまりよく理解していない方もいますので、もう一度整理してみましょう。
木を燃やしてエネルギーに変えるという事は、樹木が成長するあいだに蓄えられた太陽エネルギーを人間が利用するということです。
厳密に言うと「燃焼」だけではなく、炭化させたり、ガス化させたり、エネルギーを取り出す方法は様々です。
木が持続可能な形で成長、生産されている限り、木材を燃焼して発生する二酸化炭素は、次の世代の樹木が光合成に使います。
つまり、自然の秩序やサイクルを乱したことにはならないのです。(エコロジー)
化石燃料の場合は全く違ってきます。
石炭や石油は地中からとりだして燃焼させれば、エネルギーを取り出すことが出来ます。
それとともに大量の二酸化炭素も放出することとなります。
しかし、化石燃料は次世代の化石燃料をつくりだす上で二酸化炭素を吸収することが出来ません。
放出された二酸化炭素は地球を覆い温暖化の原因になってしまうということです。
GWの飯豊山 新緑が美しい
木材を伐採して燃焼させるのは、森林破壊や環境破壊につながると思っている人は、まだまだいるようです。
たとえば、発展途上国の大量の森林伐採などは、化石燃料を大量に消費する先進国が発生させる二酸化炭素の受け皿として、重要視されていますが、日本の伐採規模とは比較にならないほどの量のことです。
日本は戦後の復興需要に間に合わない木材供給量を補うために植林を行った経緯もありますが、当時の苗木が現在では丁度「伐り旬」を向かえています。
木材として使う需要がないのであれば、バイオマスエネルギーとして伐採することもやむを得ないのでは?と思うかもしれませんが、バイオマスといえども、森林を健全な状態として維持するためには、適正な伐採はとても大切なことです。
日本の森の現状は、過去にブログに書きましたので是非ご覧下さい。
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<編集後記>
去年からコッソリ企画していた「盆休み北海道ツーリング!」ですが、家族にバレて企画倒れになりました・・・。
この悲しみをFacebookで叫んだら、様々な皆さんに励まされました・・・。
「普段休んでないんだから秋にでも行っちゃいなよ!」
と言ってくれたのは、お客様のF様。
「そーーーーーーーですよねーーーーーーーーーー!」
昔は夏休みになると、僕の山の友達と共同購入した秘密基地に家族ででかけていました。
そこに毎年、仲間の家族も沢山あつまって、楽しくすごしていたんですね。
でも、子供たちが大きくなるにしたがって、部活やらなんやらで忙しくなり、家族と一緒に秘密基地へ出かけることはなくなってきました。
今年もきっとそうだろうとおもって、念願だった北海道単独ツーリングの準備を去年からコソコソとすすめていたんです。
荷物の積載方法や積み込みテスト、テントなどのキャンプ道具なんかも山のものとは少し違いますし、バイクに積んだ荷物を雨天でも運び込めるようテントも2人用を用意しました。
バイクにキャリアをつけたり、ルートの選定やら美味い物を調べたり、はたまた北海道行きのフェリーのチケットまで確保済だったのです。
でも、今年は久しぶりに家族で秘密基地行きがきまったので、全てキャンセルです・・・。
ううむ・・・しかたあるまい・・・・。
でも・・・・・・・
うーん 諦めきれない・・・。
なので、盆休みは秘密基地行きの3日間だけ休んで、あとは出勤して仕事をすることにしました。
来店相談も混み合ってきたので、盆休みの間も受け付ける予定です。
そして!!!
シルバーウィークにジョイントして、北海道に行こう!
寒いかな~・・・?
駿河屋を知らない人がまず最初に読む「駿河屋の想い」
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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