「本物の畳を求める旅-3」に続きまして
次は、国宝の青井阿蘇神社に納めた畳表の生産者の方のお宅へお邪魔いたしました。
あの感動の踏み心地や、均一な色や目、艶は感動的だったことを、今でもハッキリと思い出します。
一体どうやって監理しているのでしょうか。
工場の内部はこんな感じです。
なんと紫外線の影響を受けないよう、全てに遮光カーテンがされていました。
冷暖房完備で温度も均一になるよう配慮しています。
これは機械でイ草の色の選別をしているところです。
さらに目視で不良な部分を排除していきます。
霧を吹いて、色目を再度確認しています。
放射状に広げることで、腰が折れたイ草を排除して行きます。
これらの工程を何度か繰り返すのです。
厳選されたイ草を機会でゆっくり丁寧に織っていきます。
このイ草を織る機械も、イ草の生産者さんたちが激減したことから
メーカーもメンテナンスをしなくなってしまったそうです。
その為に、イ草農家を廃業した方から機械を譲って頂き、部品をばらしながら使用してつかっています。
もう日本の畳産業はそうしたところまで来ているのです。
このカレンダーに書かれたものは、詳細な農業と天候、気温の記録です。
このデータをイ草の生産に生かしているからこと、最高級のイ草が出来るのでしょう。
「本物の畳を求める旅-2」でお伝えしました、イ草の花ですが。
あの花は、天候などでイ草に負荷がかかると、子孫を残そうとして花が沢山咲いてしまうそうです。
この花が咲くことで、イ草に節が出来てしまい、商品にならなくなるといいます。
しかし、この生産者さんの畑のイ草は、まわりの生産者さんの畑で花が沢山咲いてしまっても、こちらでは花が咲かないという話しを伺いました。
どれだけ神経を使って手間暇かけてつくっているかが、今日のブログでもよくお分かりになったと思います。
イ草は農産物だということを、改めて認識することができました。
それにしても、イ草農家さんは、農作業と工業生産の両方を行う極めて特殊な業態ですね。
それだけに、ご苦労も沢山あると思います。
次回はいよいよ、私がイ草農家へ住み込み修行に行きます!
本物の畳を求める旅-5へつづく
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