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熊本地震に学ぶ、連続する大地震に耐える耐震強度とは

UPDATE:2017.01.18
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ, 耐震
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熊本地震で倒壊した住宅の耐震強度を見て、専門家の私達も驚きました。

それは建築基準法の1.25倍の強度で建てられていても倒壊した住宅があるからです。

 

今日は京大の研究室が発表した、ある試算についてお話しします。

 

連続して起こる地震に対する耐震強度

 

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現行の建築基準法による耐震基準は、震度6強でも倒壊しない基準です。

しかし、それは建築物が現存中に一度あるかないかの地震に対してということです。

なので、そうした規模の地震が数度起こった場合には、十分に倒壊する可能性を秘めているのです。

 

しかし、熊本の場合には、その基準の1.25倍の強度で設計されたにも関わらず、倒壊した住宅がありました。

その理由はやはり大規模な地震が数度つづいて起こったことが原因でした。

 

具体的には、4月14日の21時26分から16日の9時48分までに震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回と、約1日半で大地震が多発しているのです。

 

耐震とは、地震に耐えうるように「踏ん張る」設計ですので、何度も地震が起きることで、金物などが緩んだり、ビスが抜けたり、筋交が折れたりしたことが想像できます。

 

京大の研究

 

今回の震災を踏まえて、研究室では、どれだけ耐震強度を高めたら、何度もおきる地震に耐えられるのか?シミュレーションを行ったところ、1.5倍という目安の数値となったということです。

しかし、想定できない地震に対して、一体どのくらいの準備(耐震強度)としたらよいのかは、一見無駄なコストや考えのように思いますが、それにしてもこうした地震が起きている以上、安心してくらすための基準を私達プロは見直さなければならない時なのかもしれません。

 

耐震強度を上げると

 

こうした背景を踏まえて、今後の設計において、現行の耐震基準より強くすることは簡単なのですが、耐震強度を上げるということは、強い壁を増やすことであり、設計の自由度を妨げる要因なのです。

つまり、強い壁を多くすることで、小さな間仕切りが増えて、大きな空間が作れなかったり、窓が少なく、小さくなるために、明るい部屋ではなくなってくる可能性も秘めています。

そうした中で、今後は耐震よりも、制震や免震などの設備を住宅に採用するほうが、より現実的なのではないかと思われます。

 

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繰り返される地震に効果を発揮する制震ダンパー

 

今日の「わかった!」

 

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熊本の震災から、大規模地震は一度だけではなく、短期間に数度おきる可能性もあることがわかりました。

倒壊した住宅の中には、現行の耐震基準の住宅はもちろん、その基準の1.25倍の基準の住宅も含まれていました。

耐震性能を上げることは、比較的簡単なのですが、それによって間仕切りが多かったり、窓が少なくなったりと、設計上の弊害も出てきます。

なので、今後は数度の地震で損傷を受けづらい、免震や制震などの地震対策を住宅に取り入れることも、今後は必要なのです。

 

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<編集後記>

 

昨晩は僕が所属する慈善団体で、いつも仕事も人生もご指導頂いている石垣島の兄貴二人が上京したので、下町をご案内してちゃんこ鍋を振る舞いました。

 

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石垣島ではいつも石垣牛をたっぷりご馳走してくださる先輩方なので、僕もいろいろと迷ったのですが、地元両国にあるちゃんこ屋さんの「吉葉」にしました。

ここはもともと相撲部屋を改築したもので、土俵のあるちゃんこ屋さんで有名です。

津軽三味線や相撲甚句などのショータイムがあり、観光客には人気のお店ですし、ちゃんこの味もなかなかです。

 

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兄貴二人は僕のもてなしをとてもよろこんで下さり、しきりに「美味しい美味しい」「いちまっちゃん ありがとな!」と言ってくれました。

お二人とも石垣島の重鎮ですが、目下の者にもちゃんと気を遣って下さるところもとても尊敬出来るお二人です。

 

「今日はご馳走になるからよ」といって、僕に支払いをさせてくれるところも、後輩をたてる気遣いを感じて嬉しくなりました。

 

そういえば僕の所属する山岳会にも「ありがとな!」を連発する気持ちよい先輩がおります。

僕も後輩には御礼の言葉をまめにかけようと感じた夜でした。

 

 

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